サケ学研究会では下記のオープンセミナー(無料・オンライン・一般公開)を開催することになりましたので、お知らせいたします。
A special webinar of the Salmon Science Society:
"Understanding genomic effects of hatchery rearing on salmonid fish species"
-サケ科魚類の人工飼育がもたらすゲノムレベルでの影響について-
〇開催日時:5月29日(土) 9:30-11:30(UTC+9、ケベック州では5月28日 20:30-22:30)
〇演者:Louis Bernatchez, Ph.D.(Department of Biology, Laval University)
卜部浩一(道総研さけます内水試)
〇主催:サケ学研究会
〇開催方式:Zoomミーティング、一般公開、先着300名まで
参加登録締切は5月27日(木)17:00(受付を終了いたしました)
○言語:英語(日本語での質問は受け付け予定)
開催趣旨
近年、日本ではサケを含む水産資源の大幅な変動が社会的な関心を集めている。その科学的なメカニズムについては不明な点が多い一方、種苗放流による資源管理に長い歴史のあるサケ科魚類については、放流魚の自然再生産が大きく低下する、といった現象が明らかになってきた。その背景の一つとして人工飼育がもたらす遺伝的な影響が懸念されているが、その全容は明らかとなっていない。本特別セミナーでは、長年日本のサケマス資源管理に携わってこられた北海道立総合研究機構
さけます・内水面水産試験場の卜部浩一博士に日本のサケマス資源増殖の歴史と現状について総括していただくと共に、サケ科魚類のゲノミクス研究の第一人者であるカナダ・ラヴァル大学のLouis Bernatchez教授に最先端のゲノミクス研究の成果についてご報告いただく。
〇プログラム(予定)
9:30〜 9:40 ご挨拶 (サケ学研究会会長:荒木仁志)
9:40〜10:10 講演1 卜部浩一 博士(北海道立総合研究機構 さけます・内水面水産試験場)
“ Current status of chum salmon stock and issues in its management in Hokkaido,
Japan ”
10:10〜11:10 講演2 Louis Bernatchez, 教授(ラヴァル大学・生物学科)
“ Epigenomic modifications induced by hatchery rearing in salmonid fishes”
11:10〜11:25 パネルディスカッション
11:25〜11:30 閉会の辞
○ZoomミーティングのURLはオンライン登録後にお知らせ致します。